ポイ活をしているとdポイントやPontaポイントなどを効率よく稼ぎたいと思う人もいるはずですが、それを叶える株主優待の銘柄があり、そのうえ、もらったポイントを「増量」できるワザもあります。
株を買うと「株主」になれます。そして、企業はこの株主に対して、割引券や優待券などをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」で、日本特有の制度と言われています。
この株主優待をもらうためには、「権利付最終日」までに株を買っておく必要があり、例えば、3月が権利月ならば、2025年3月の権利付最終日3月27日までに買っておけば「株主優待」がもらえます。
「株主優待」では、割引券、優待券、お米やカタログギフトなど、あらゆるものがもらえ、中には、ポイントがもらえる銘柄もあります。株を保有することでポイントが定期的にもらえるなら、ポイ活としても理想的で、できれば複数銘柄を保有しておきたいと思う人もいることでしょう。
ポイントがもらえる「株主優待」の基本は大手通信会社ですが、意外な企業の銘柄でもポイントがもらえます。
紹介しておきたいのはソフトバンク(9434)(株価1,979円、最低投資額19万7,900円)で、10月1日に1:10の株式分割をするため、ややこしいかもしれませんが、100株で約20万円だったのが、9月末権利後になると100株、約2万円で買えるようになります。
そして、このソフトバンクでは株主優待の新設も大きなニュースで、分割後100株、継続保有1年以上の保有でPayPayポイント1,000ポイントがもらえるようになります。権利月は3月です。分割前ではなく分割後の100株でもらえるため、約2万円で株主優待の権利取りができます。
ソフトバンクと同じく2万円以内で買える株として、日本電信電話(9432)(株価150円、最低投資額1万5,000円)があります。
権利月は3月。100株以上の保有で、2年目(保有期間が2年以上3年未満)にdポイント1,500ポイント、5年目(同じく5年以上6年未満)に3,000ポイントがもらえます。それぞれ1度きりですが、配当利回りも現時点で3%以上あり、5年目の優待+配当利回りは、現在の配当利回りで計算しても約23%にまでもなります。
KDDI(9433)(株価4,822円、最低投資額48万2,200円)の株ではPontaポイントを選べます。
100株以上を1年以上保有していると、いくつかの選択肢からPontaポイントを選ぶことができ、1年以上で2,000Pontaポイント、5年以上の保有で3,000Pontaポイントがもらえます。こちらも権利月は3月です。
紹介したポイントがもらえる株主優待をできるだけ多く保有し、株主優待でポイントをもらえれば、多くのポイントがもらえることは言わずもがなですが、ちょっとしたテクニックでポイントを「増やして」使うワザもできます。