12月は、海外投資家がクリスマス休暇に入るため、取引量が減少し、相場が急変しやすくなる傾向があります。
12月の為替相場は、値幅が大きくなる月と言われています。過去10年の値幅を見ると、平均値幅は300pips以上となっており、ドル円では3円程度の値幅が出ています。
大きい年では、ドル円の値幅が6円程度となっており、値動きが小さい年でも1円以上は動いています。良くも悪くも、12月は相場が動きやすい月と言えます。
値幅が大きくなる要因として、市場参加者が減少することが挙げられます。市場参加者が減少すれば、取引量も減少します。取引量が減少しているタイミングで、大きな売買が発生すると、価格が大きく動きやすくなります。
12月になると、多くの機関投資家勢や海外勢はクリスマス休暇を取得します。一方で、12月に入ってもトレードをしている投資家は、トレードを行わなければならない数字上の理由があると言われています。
参加者が減少して流動性が低下しているタイミングでは、予期せぬ変動が生じる可能性があるため、ポジションのリスク量を軽減させましょう。