給与収入だけで老後資金をまかなえるのか不安に思う人が増えている。多くの人にとって「投資」が避けて通れない時代になってきた。資産を増やすという点で大きな選択肢の1つになるのが株式投資だ。
流動資産の中で特に現金にしやすい資産を当座資産といいます。流動資産の中の現金・預金、受取手形・売掛金、有価証券がそれに該当します。
棚卸資産も売ろうと思えばすぐに売れる品であれば現金に近いといえますが、一般的には販売するのにある程度時間がかかったり、売れ残るリスクがあったりするので、流動資産の中では比較的現金にしづらい資産と考えられます。流動資産は主に当座資産と棚卸資産で成り立っている、といえます。
前払費用は今後受け取る予定の商品や製品の代金を前払いしたものです。「お金は支払ったけど、モノはまだ受け取っていない」という場合にこの項目を資産の中に計上します。
たとえば、100万円の機械を現金や預金で買えば、貸借対照表では現金・預金が100万円減って、その分100万円の機械が増えます。
しかし、機械がまだ引き渡されていない場合には、現金・預金を100万円減らした代わりに前払い金という項目を100万円増やします。機械が引き渡されれば、前払い金が100万円減って、機械という項目が100万円増えることになります。100万円を支払ったことで、今後100万円相当の品やサービスを受ける権利を得たと考えて、この項目を載せているわけです。
貸付金も資産としてカウントされます。返済の確実性が高いのであれば、それは預金と同じような性質のものだからです。1年以内に返済される予定の貸付金は流動資産になり、返済予定が1年よりも長いものについては長期貸付金として固定資産に区分されます。
繰延税金資産というのは、将来の所得に対する課税額を減らす効果があると考えられる分の金額です。
繰延税金資産というのは実際に使える資産があるわけではなく、将来的に会社が利益を出さなければ効果が得られることもありませんので、現金・預金や有価証券に比べると実態性が薄く、資産性という点では質の低い資産ということになります。